N & O 様

生涯共にするパートナーとの幸せを皆に見届けて欲しい、祝ってほしいその気持ちだけで十分

今現在の日本で、結婚することができない私達がフォトウエディングを撮る。この意味は一体何なのか、正直なところ本番当日まで分かりませんでした。
結婚できたわけじゃない、ただウエディングドレスを着て写真を撮るだけ。

新型コロナの影響で、柴田さんと田中さん、パートナーの4人でzoomミーティングをしたあの日。
愛の形と同様、結婚式にもいろんな形があって、2人がありのままでいられる空間や、ウエディングドレスを提供したい、というお二人の気持ちに、素直に「フォトウェディング撮ってみたいな」と思ったのは今でも覚えています。

柴田さんと田中さんに実際直接お会いしたのは、衣装合わせと本番当日のたった2回です。それでもなぜか全力の信頼を寄せていたのは、お二人が心の底から、性別関係なく、愛し合う2人のために最高に幸せな時間を過ごして欲しい、という気持ちを私達が感じ取ったからだと思います。

本番当日、たった数時間の撮影が生涯忘れることのない最高の思い出になりました。周りから祝福されることがどれだけ幸せなことか、それを諦めようとしていた自分にバカだな、とも思いました。
結婚式をしたい気持ちは漠然とあったけれど、今では、柴田さん田中さんはじめ”keuzes wedding”の皆さんにお願いしたい、一緒に結婚式を作り上げたいと強く思っています。

結婚できないから、結婚式をしちゃいけない、フォトウェディングを撮っちゃいけない、そんな法律はありません。自分が選んだ、生涯共にするパートナーとの幸せを皆に見届けて欲しい、祝ってほしい、その気持ちだけで十分です。

keuzes weddingをきっかけに、多くの同性カップルが幸せな未来を描けるよう願っています。

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